「原料シリーズ 小麦若葉について」
今回のジャーナルは、CLEAN GREENの原料でもある小麦若葉についてです。
CLEAN GREENは、鹿児島県産の小麦若葉を使用しています。
鹿児島県の肥沃な土壌で栽培期間中、農薬不使用で栽培され、緑が濃く、味も良好な冬に栽培された小麦若葉を使用しています。鹿児島県は日本でも有数の緑茶の生産地であるため、緑茶生産農家と契約し、日本で古くから伝承されている日本茶製法で小麦若葉を乾燥させています。
日本茶製法で乾燥させた小麦若葉は、他の乾燥方法と比べると、緑色が濃く、甘みと旨味が引き出された味わいとなります。日本茶製法の最大の特徴は、収穫して数時間以内に「蒸す」ことで、葉の品質劣化を防ぎます。
小麦若葉は収穫すると、時間経過とともに発酵が進み、鮮やかな緑色が失われてしまいます。収穫後にすぐに蒸すことで、発酵を止め、鮮やかな緑色が保持され、日本茶製法特有の甘みが引き出されます。日本茶製法の特徴である、「蒸し工程」の後に何度も揉みながら少しずつ乾燥させるという手間暇かけた方法を採用しています。揉みながら葉の水分を均一化し、少しずつ丁寧に乾燥させることで、特有の甘みや旨味を引き出すことが可能となり、さらに品質の安定性にとっても重要な工程となります。
日本では、「青汁」というと大麦若葉が使用されていることが多いように感じますが、欧米では小麦若葉がメインにくることが多いです。ジュースショップでは、「ウィートグラスショット」として、その場で小麦若葉をプレスしてジュース状にしたドリンクをショットグラスで提供しています。
小麦若葉には、クロロフィル、たんぱく質、鉄分、カリウム、マグネシウム、亜鉛、ビタミンAやC、Eなどが豊富に含まれています。またアレルギー物質として懸念されているグルテンは小麦の種に含まれていますので、小麦若葉にはグルテンは含まれていません。
小麦若葉はアルカリ性食品としても知られており、欧米化した食事が増え酸性に傾きがちな現代人の体をバランスしてくれます。
体を内側からクリーンに、バランスして整えてくれる原料の一つがこの小麦若葉です。