「原料シリーズ 大麦若葉について」
今回のジャーナルは、CLEAN GREENの原料でもある大麦若葉についてです。
CLEAN GREENは、主に鹿児島や大分県で有機栽培された国産大麦若葉を使用しています。
大麦は、イネ科の植物であり、西アジアが原産です。1m程度の高さまで成長し、稲穂の形によって二条大麦と六条大麦の2種類に分類されます。六条大麦はよく麦茶の原料として目にするかと思います。
大麦若葉は、大麦に穂が出る前の若葉のことであり、全体の大きさは約20〜30cm程度に成長したものを使用します。青汁の原料としてよく使用されていますが、青野菜独特の青臭さが控えめです。
大麦若葉には、特に食物繊維が豊富で、ブロッコリーやほうれん草と比較しても、大麦若葉の方が食物繊維を多く含んでいます。食物繊維には、不溶性と水溶性の2種類があり、水溶性は昆布やこんにゃくなどに多く含まれる粘性のある水に溶ける食物繊維です。不溶性は水に溶けない繊維状のもので、野菜や豆類、きのこなどに多く含まれ、大麦若葉に豊富に含まれるのは不溶性の食物繊維です。
不溶性の食物繊維は、保水性が高く、胃腸で水分を吸収することにより、腸を刺激して蠕動運動を活発にし、排便を促進します。発酵性は水溶性食物繊維の方が高いですが、不溶性食物繊維も腸内で発酵・分解されることにより、腸内細菌の「エサ」となり、腸内環境を整えてくれます。
食物繊維の他にも、SOD酵素やカルシウム、亜鉛、カリウム、マンガン、鉄、ビタミン類や葉緑素などバランスよく栄養素が含まれています。
生活習慣病の予防や便秘の改善など、体全体のバランスを整えてくれる、青汁には欠かせない原料の一つが大麦若葉です。